戦後70年の節目に考える(2015.4.6 古謝 愛彦会員)
先日,戦後70年の節目に関連して2つの報道に接した。
まずは,沖縄県糸満市のひめゆり平和祈念資料館で,高齢化により,元ひめゆり学徒による講和がことし3月を最後に終了した,というニュース。
もう1つは,沖縄戦で戦死した岡山県久米南町出身の当時26歳の男性の印鑑が,戦没者の遺骨収集のため沖縄県糸満市の戦地跡を訪れた学生ボランティアによって発見され,遺族に返還された,というニュースである。
いま,戦争を実体験として語れる世代から,戦争体験のない世代が語り継ぐべき時期に来ている。
戦争がいかに悲惨なものなのか,戦争がいかに多くの人を悲しませるものなのか。
戦争体験のない我々が学習し,語り継ぐことで,戦争を食い止める大きな力になると信じる。