青年法律家協会は、民主的な活動を目的に結成された法律家の団体です。
岡山支部は、1978年8月に結成され、現在、約30人の弁護士及び学者が加入しています。
岡山支部では、自民党による憲法改正の動きに反対し、また、安保関連法の廃止を求めています。ほかにも日本が再び戦争への道を歩むこととなり得るあらゆる法案や政策に反対し、憲法を擁護し、平和と民主主義を守る活動に取り組んでいます。
2024.9.27 会員コラムにコラム67「朝ドラ『虎に翼』・・・ブルーパージ」(吉村 清人会員)を掲載しました。
2024.8.7 活動報告を更新しました。
2024.5.9 会員コラムにコラム66「次期戦闘機の輸出解禁について法律家として思うこと」(山本 勝敏会員)を掲載しました。
2024.1.25 会員コラムにコラム65「いのちのとりで裁判名古屋高裁判決と武見厚生労働大臣の発言」(森岡 佑貴会員)を掲載しました。
2023.7.5 会員コラムにコラム64「外国籍調停委員等の採用拒否について」(武田 諒会員)を掲載しました。
2023.6.16 活動報告を更新しました。
2023.3.6 会員コラムにコラム63「安保関連3文書の閣議決定と反撃能力の保有について」(山本 勝敏会員)を掲載しました。
2023.2.6 活動報告を更新しました。
2023.1.20 会員コラムにコラム62「ブラック校則は何が問題なのか」(河田 布香会員)を掲載しました。
2022.10.26 活動報告を更新しました。
2022.8.8 活動報告を更新しました。
2022.3.14 会員コラムにコラム61「表現の自由を見つめ直す」(河田 布香会員)を掲載しました。
2022.3.3 会員コラムにコラム60「ロシアによるウクライナへの軍事侵攻に断固反対する」(呉 裕麻会員)を掲載しました。
2022.3.2 支部声明「ロシアのウクライナ侵略に対する支部声明」を発出しました。
2022.2.17 会員コラムにコラム59「ヤングケアラーを減らすために障害福祉サービスの拡充を!」(森岡 佑貴会員)を掲載しました。
2022.1.19 会員コラムにコラム58「名古屋入管で起きた死亡事件の開示と入管の在り方について」(莖田 信之会員)を掲載しました。
この度、2020年6月に開催された青年法律家協会岡山支部総会にて新たに支部長に任命されましたことから、ここに支部長あいさつをさせていただきます。
さて、岡山支部は、1978年に設立され、すでに40年以上に渡り活動を続けてきました。この間、岡山支部の会員が倉敷大気汚染公害訴訟や瀬戸内ハンセン病国家賠償請求訴訟などの大規模弁護団事件の中心を担ってきたことや、その他の困難な事件でも多数の勝訴判決などを勝ち取ってきたことは、前支部長の支部長あいさつに詳しく紹介されているとおりです。
岡山支部では、これら訴訟案件の他にも青年法律家協会としての基本理念である憲法を擁護し、平和と民主主義を守る観点から、自民党による憲法改正草案に反対し、そのための市民向け学習会を実施したり、要請に応じて講師派遣を行ってきたりしました。他にも、本HP上にて安保関連法案の廃案を求める支部声明を表明し、国家緊急権や憲法9条の改正の問題点などについて随時コラムを掲載してきました。
また、昨今、岡山市内でのヘイトスピーチ街宣・デモ活動に対して一般市民によるカウンター行動を援助する活動にも取り組んでいます。
さらに、現在、新型コロナウイルスの蔓延が収まらない中でも安倍政権は憲法改正への意欲を明らかにし続けています。岡山支部ではこのような安倍政権の政権運営にも注視し、あらぬ憲法破壊を阻止したいと考えています。
このように、時代の流れの中で岡山支部は、憲法擁護、平和と民主主義を守るという基本理念を踏まえた行動と、新たに生じる社会事象に対しても、社会的弱者の立場に立った活動に励んでいます。
2020年7月22日
青年法律家協会岡山支部
支部長 呉裕麻
青年法律家協会岡山支部のホームページへようこそ。
青年法律家協会は、1954(昭和29)年、当時の名だたる学者、弁護士により設立されました。戦争により多くの先輩、友人を失い、自由と人権のないところに戦争の暗い影が射し込むことを身を以て体験し、戦争の代価として平和と民主主義を標榜する日本国憲法を取得したにもかかわらず、再軍備が課題となり、思想、言論、集会、結社の自由や団体行動の自由が再び否定されようとする当時の世相の中で、憲法を擁護し、平和と民主主義を守るために、政治的立場を離れて設立されたのです。
岡山支部は、1978(昭和53)年、岡山の地で設立されました。当時、青年法律家協会に所属する弁護士は相応に居たものの、まとまった活動ができていませんでした。
1960年代後半から70年代にかけて、日本列島は高度経済成長の負の側面として公害列島と化し、熊本・新潟水俣病、富山イタイイタイ病、四日市大気汚染公害が公害被害者達により闘われ、公害防止対策が進められた後、1970年代後半から、公害排出大企業による巻き返しが開始され、岡山でも、倉敷水島コンビナート企業による大気汚染公害患者に対する公害補償の後退が問題化し、訴訟に向けた準備段階にありました。
社会的弱者である公害被害者が大企業と闘うためには弁護団を組織する必要があり、ここに岡山の青法協会員がまとまり、岡山支部は公害事件など社会的弱者の人権を守るために立ち上げられました。
以後、岡山支部の会員は、倉敷大気汚染公害、瀬戸内ハンセン病国家賠償請求訴訟、中国残留孤児国家賠償請求岡山訴訟など、岡山の地で闘われた大事件の中心として活動し、また、個々の会員はそれぞれ、消費者事件、産業廃棄物事件、労働事件、過労死事件、住民訴訟、えん罪事件などに取り組み、この間、多数の勝訴判決や勝利的和解を勝ち取ってきました。
現在、安倍政権のもとで、集団的自衛権の解釈改憲が行われ、民主主義社会に不可欠な情報を国民から遮断する特定秘密保護法が施行されようとしており、時あたかも、青年法律家協会設立時と同様に平和と民主主義が危殆に瀕した状況が生まれています。
私達は、今日の状況下、設立の原点に立ち返り、平和と民主主義を掲げた日本国憲法に則した社会の実現のために、法律家としてできる限りのことをしたいと考えています。
2014(平成26)年11月10日
青年法律家協会岡山支部
支部長 山本 勝敏
お問い合わせ先
【事務局】
電話 086-436-7441
〒710-0836
岡山県倉敷市沖165-1 1階
岡邑法律事務所内
事務局長 弁護士 岡邑 祐樹